海と山が好き

海と山が好きだけど埼玉に住むおっさんが遭遇したアジャイルとかのはなし

エンプラアジャイル勉強会(20190212)に参加してきた。

2月のエンタープライズアジャイル勉強会に参加してきた話

オージス総研さん主催のエンタープライズアジャイル勉強会に参加してきました。

エンタープライズアジャイル勉強会

たまによく行く(謎)のですが、レポッす。

品川インターシティ開催だったのが、大崎開催となり、職場から近くなったのでちょっとラッキー。

仕事の都合で少し遅れて参加しました。


セッション ① スクラムマスターの目で見たサイボウズの変化 -アジャイルの先にあるもの-

講師は天野祐介 ( ama-ch (@ama_ch) | Twitter ) さん。

speakerdeck.com

サイボウズアジャイルコーチをやられているとのこと。

(アジャイルコーチっていう職種が認められている会社って時点で若干羨ましい。)

アジャイルコーチチームは3名いるとのこと。

そのうちの一人は永田敦さんで、以前会社でアジャイル先駆者として活躍されていた方だったのでビックリ。

別の会社に行ったとは聞いていたけどいつの間にサイボウズに。

契約形態で優秀な人間を逃すな

興味深かったこととして、アジャイルコーチを採用する上で、副業上等な柔軟な契約形態が取れたことが理由の一つ、という話。

確かに、裏を返せば、契約形態を固定したいがために優秀な人を逃していいのか?という問題にぶち当たる。

そうまでして押し通したい契約形態ってなんだろう?

(往往にして管理する側がめんどいだけだと思うけど。)

マネージャが消えた話(誇張表現)

もう一つ面白かったのは、プロダクトに合わせてフラットな組織にしたら、部長の役割がなくなってしまったという話。

「組織運営チーム」のメンバーとしてマネジメントをしているらしい。

役割が給料に直結してしまい、下げられないような大きい会社とはフットワークが違うなと感じた。

古い大きい会社でそんなんやったらゼッタイ偉い人反対するでしょそんなん。

放浪するアジャイルコーチ

チームが育って空調調整おじさんと化した(理想だ)ある日、暑くも寒くもないと言われついにチームでやることがなくなってしまい、他のチームを見に行ったりしていたが、特に上司からは怒られなかったという話が面白かった。

権限が移譲されている(管理を不要としている)素敵な状態だ。


権限委譲ってどうやるんだろ

マネージャーからの権限の委譲って、そう簡単な話ではない。

大抵の場合、マネージャが結果責任を負う一方で、過程に介入できないというのはかなりリスクだ。

ってなると、「何やってるか逐次報告しろ!何をやるか俺の指示通りに動け!」ってなる。

権限委譲しようと思うと、マネージャーから見て、チームが向かっている方向性が適正で、働き方が適正で、正しい方向に是正する力学が働いている、というのが把握できていないと心配でしょうがない。

個人的な経験で言うと、マネージャのクソ度胸というか、器の大きさにも依存する気はする。



セッション ② あなたの会社にアジャイルを見つけよう

講師は LINE の横道 ( Minoru Yokomichi (@ykmc09) | Twitter ) さん

omoiyari.fm の Podcast をやってる人だ!

lean-agile.fm

資料は ↓

speakerdeck.com

LINE の社風と、アジャイルが合っているので、アジャイルが進む、と言う話をされていた。

自分たちの中で何がアジャイルで、何がアジャイルじゃないか?を見つけることから始めようと言う話だった。

アジャイルじゃないものを変えるための第一歩は何か?を見つけて、自分の手の甲に書くこと!というワークショップをやった。2日経ってもまだ消えねえよサインペン。

そしてワークショップをやると行っていないのにどこからか湧き出てくるポストイット。さすが。

何がアジャイルって考える基準か?

ちょうど自分の仕事でも、「アジャイルってなんだろう?」を考える会があった。みんな認識バラバラだし。

端的に言えば、アジャイルマニフェストで書かれている価値と原則だし、本質としては変化に対応して勝つための姿勢だと思っている。

アジャイルソフトウェア開発宣言

今回の LT でも、アジャイルマニフェストをベースに、会社のミッションに沿っている(=取り入れていくべき)価値観があるよね、と言う話だった。

個人的には、自社のアジャイルなところ/アジャイルじゃないところを考えた時に、真っ先に浮かんだのが、「非アジャイルマニフェスト」だった。

kawaguti.hateblo.jp

涙無しで読めるようになりたいぞ。


そのほか学んだこと

突如湧いて出たポストイット、川口さん (Yasunobu Kawaguchi (@kawaguti) | Twitter )の私物(?) だったわけだが、その時に面白かったのが、

ポストイットケース!

今までもポストイットとサインペンを持ち歩いてたが、書類ケース内でポストイットが散乱して鬱陶しかったので、困っていた。

どうやら100均の折り紙ケースが使えるらしい。まじか。

で、今日3件くらい回って程よいサイズのケース(ハガキケース)をゲット。

これでかさばらなくて済む!

モノがキッチキチに詰まってるのがなんか好き。どうでもいいけど。


ウッキウキで帰りにピープルウェアを買って今に至る。

ピープルウエア 第3版

ピープルウエア 第3版